前回からの続きで、「新人ネイリストへ伝えたい3つのこと」の
3番目に伝えたいことです。今回テーマの最終回となります。
1つ目「ネイリストになったら、まずは継続しよう!!」
2つ目「協調性とチームワークを大切にすること!!」
3.立場(働き方)はお客様に関係のないこと!!
昨今、ご自身の希望やプライベート環境により、正社員・アルバイト以外にも
契約社員や業務委託、さらには時短勤務など選択肢が増え条件面が改善され、
業界的にも働きやすくなってきました。
ただ、個人の働き方が変わったからといって、お客様には全く関係の無い話です。
「アルバイトだからそんなにガツガツ練習したくない」
「家庭の事情でなかなか練習が出来ない」
「正社員だから、やらなきゃいけない」
それはお客様に関係がありますか!?
自分が担当している(担当するであろう)お客様が新作のデザインを
ご希望された時にお応えしたい、と思ったら1本でも練習しませんか?
朝5分だけ早く出社し、サンプルを1本作成し、先輩や上司にみてもらう、
自分のネイルを変える際に出来なかった技術にチャレンジし時間を
計ってみる、そんな些細なことが出来るネイリストはお客様に伝わります。
そう「気持ち」が伝わるんです!!
「昨日家のことで忙しくてなかなか練習が出来なかったですよ」と
言いたくなってしまったら、グッとこらえて考えてみて下さい。
もしかしたら、今はあなたが働くタイミングではないのかもしれません。
でも、あなたの目標の為にご家族の支えや他のスタッフがフォロー
していることを思い出せば、そんな軽率な言葉は出てくるはずがありません。
「だって、うちの会社、厳しいんだもん。」と
言う方は、何しに来たのでしょうか。
他のサロンを何軒見て、何軒勤務してきたのですか(笑)?!
何と比較しているんですか?
厳しいのはなぜだと思いますか?
厳しいのは誰の基準ですか?
厳しいのについていけないのは全て会社の責任ですか?
企業が厳しいからスタッフが長続きしない、そういう時代だから厳しくしてはならない、
それは全てお客様のために繋がることでしょうか?
厳しく指導するには理由があるはずです。少し考えてみて下さい。
悩むこと、つまずくこと、迷うこともたくさんあるでしょう。それは頑張っている証拠です。
そんな時、まずは先輩や上司に相談しましょう。
怖かったり、厳しかったりすることもあると思いますが、
ネイリストとしてはあなたより先輩です。
あなたがつまずいたことを先輩もつまずいたかもしれません。
その時にどのようにして乗り越えたのか、聞いてみてはどうですか?
逆にあなたが1回で合格した項目を上司の方は何年もかかったかもしれません。
決してスムーズに進まない道を頑張った秘訣を聞いてみるのも良いかも知れません。
サロンのオーナー、店長、先生、皆色々ありながら
乗り越えて来たはずです。
「諦める」か「続ける」か、選択肢は
二つにひとつです。
これ以上、つらいのはイヤだから一度離れてみるのもよし、
あと3カ月頑張ってみるもよし。
でもやっぱり続けた人にしか見えない景色、
味わえない達成感があると思います。
私もまだまだです!!
3歩進んで2歩下がっても、一歩前進してまいます。
進まないよりは全然良いのです!
サロンワークでのお客様の
「また来るね、朱里さんでお願いします」
のお言葉は今でも私のいる場所を一瞬で輝かせてくれます。
スクールでの受講生さんの
「先生、やっと出来るようになったよぉ~」と
喜ぶ声は私の充実感を満たしてくれます。
長くなってしまいましたが、期待で胸を膨らませ入社する新人ネイリスト。
それと同じくらい新人スタッフへトレーニングしようと先輩ネイリストも
楽しみにしていることを忘れないでください。
教えることは時間がかかり、手間がかかるものです。
でもそれを新人ネイリストが吸収し、お客様に求められるネイリストへ成長していくと、
同じように先輩ネイリストも嬉しいのです。
学ぶものは無限にあります。自分の置かれた環境で最大限のパフォーマンスを
することが出来る人、不平不満・批判ばかりで出来ないことを企業や他人のせいに
している人、シンプルに考えて一緒に働いて楽しいのはどちらですか?
3か月で業務を覚え、
次の3か月で技術の基礎を磨き、
次の3か月で接客を学ぶ、
最後の3か月でまとめる!
ただ1年間勤めたからといって、一人前ではありません!
でも、この期間は努力によってそれ以上にもそれ以下にもなります。
「先輩方のマネをすることから始まり、
自分のオリジナルに変えていく」
それがポイントです!
最後に…
「お客様はキレイになりたくて、リフレッシュしたくてネイルサロンに
来られるのです。
ポジティブな発言やプラスな考え方をするネイリストにしかお客様の
HAPPYな笑顔はありません」
に尽きると思います。
お客様のHAPPYのお手伝いをする10年後も生き残る息の長いネイリストを
目指してみては?
「10年後のあなた」は「今のあなたが創る」のです。
改めて、お客様にとって、アルバイト、社員、何であろうと
働く立場は関係ありません。
そう、全てはあなた次第!Totally It’s UP to YOU!
Nail School Nail Museum
学長 中谷 朱里