第7回コラム あなたは、どんなネイリストになりたいですか?(Part1)

検定も猛暑も一段落し、ほっと一息つける季節になりました。
Nail School Nail Museum スクール事務局です。

今回は、ネイリストの就活について考えてみたいと思います。(全2回)

ネイリストになりたいと思ったら、スクール選びも重要ですが、卒業後自分が
どのようなネイリストとして仕事をしていきたいか

をイメージしておきましょう。
その後の働き方が明確になり、キャリアパスを考える時に有効です。

サロン就活

ネイリストとして働くには、ネイルサロンに就職することが一般的ですが、
独立して、自分でネイルサロンを開業する方もいらっしゃします。

ただ、あまりお勧めはしません。

勿論、独立するために最低何年経験を積む必要がある・・・・という決まりも
ありませんので、就職せずいきなり自分で独立して開業する方もいらっしゃいます。

しかし、まったくの未経験でサロンを開業するよりも、まずはネイルサロンで経験を
積んでから独立した方が、技術、接客、集客面から考えても

リスクが少なくまたメリットも大きい

と思います。

というのも、ネイルはただ施せばよいというものではなく、細かな技術をたくさん
必要とします。ネイルスクールで行ったネイルの練習量だけでは経験が全然足りません。

例えば、ネイルスクールでは検定対策のためにモデルを爪の大きさや形が比較的
きれいな方を選び固定することが多いです。

サロンの場合、お客様の爪は選べません。

小さい方、薄い方様々な爪の形に対応するスキルが必要です。また、ジェルを乗せる際は、
薄めが合う方もいれば、厚手の方が合う方もいます。

こうした加減は、経験を積まないとわかりません。

自爪や、スクールの練習仲間の爪だけでは
目にしている爪のパターンが少なすぎる

のです。

また、いきなり独立開業するよりも、まずは既存のお店に就職して働く方が、接客に
ついても学べますから、その点についても重要です。

美容関連の仕事は、大半が接客業になりますが、ネイリストはその中でも接客の要素が
とても強い職業です。

例えば、美容師の場合、カット中に話すことはあっても、カラーリングの待ち時間などは
雑誌を見て待っていただくので、ずっと会話をしているということは少ないです。

しかしネイリストは、ハンドの場合は特に施術開始から終了まで、お客様と顔を合わせて
施術を行いますので、会話がとても重要になります。
会話が苦手なお客様だとしても、雑誌を読んでいてもらうということはできないので、
やはり何らかのコミュニケーションは取らなければなりません。

こういったことから、まずは経験を積むために、ネイルサロンで働くことが望ましいかと
思いますが、それでもライフスタイルの都合で、いきなり独立開業する人もまれに
いらっしゃいます。

例えば、主婦で小さいお子さんがいて、土日に仕事をすることが難しい方は、土日に必ず
営業しているネイルサロンで働くのは厳しいので、自分で独立開業し、土日祝日をお休み
にして運営する、という方もいらっしゃいます。

それでも、やはりいきなりは厳しいと思いますので、事前にサロンワークの短期集中
トレーニングを受けのるも手だと思います
また、そういう研修を定期的に受講するのも
効果的です。

というのも、一人で接客しているとどうしても視野が狭くなりがちになり、客観視する
ことも難しいのが現状です。
当校にもそういうネイリストを支援する「HRC研修」がありますので、そちらを参考に
してみてください。

いずれにせよ、今後自分がどのような形でネイリストとして仕事がしたいかということを
明確にしておくと、これらのことを加味しても、スムーズに就職し、キャリアプランを
練ることができますので、おすすめです。

次回は、自分が目指すネイリストになるため、その目的に合ったサロンの就職について説明します。

JNA認定校
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