第9回コラム あなたは、どんなネイリストになりたいですか?(Part2)

ごぶさたしております。
えーだいぶ空いてしまいました・・・申し訳ありません。
Nail School Nail Museum スクール事務局です。

Part1では、ネイリストの就活について方向性を考察してみました。
今回は、予告したとおり「目的に合ったサロンの就職」について考えてみたいと思います。

まず、なりたいネイリスト像を具体的にイメージはできましたか?

それが出来ないと、サロンに就職したとしても
目標とするネイリストなるためのキャリアを積めない
ためなのです。

これから、その理由を説明します。

就活

現状、ネイルサロンは次の4つに分類される傾向にあります。

1.全国もしくは隣接エリアにチェーン展開するサロン系

2.ヘア、エステ等複合サービスの一環として提供しているサロン系

3.ネイル専門で、高度な技術や上質な接客を売りしているサロン系

4.アットホームな自宅サロン系

 

では、それぞれの長所と短所を見ていきましょう。

サロン分類 長所 短所
1.チェーン ・研修が充実しているところが多い
・経営が比較的安定している
・社内規定がしっかしている
・店舗異動がある
・マニュアル通りの施術や接客のみ対応
・客単価が低いため、客回転数負荷が高い
2.複合 ・他業界のノウハウを身に付けられる
・比較的、集客が容易である
・客単価の低くない顧客が比較的多い
・他サービスとの連携が難しいことがある
・ネイルサービスがメインではない場合
 肩身が狭い場合がある
・技術指導者が居ないことが多い
3.専門 ・高度な技術や接客が身に付きやすい
・高収入が期待できる
・チームワークやフォローがしっかりしている
・未経験、経験の浅い人にはハードルが高い
・自己研鑽せず受け身の人は難しい
・顧客や会社から高いクオリティを求められる
4.自宅 ・アットホームである
・比較的、融通が利きやすい
・精神的、肉体的負荷が少ない
・集客がかなり難しい
・高収入は望めない
・経営が不安定
・技術向上は、あまり望めない

どうでしょうか?自分のイメージしていたサロンとイメージ合ってますか?
では、良く相談を受ける2つのネイリストの例を挙げます

1つは、安定した働き方を求めたいと思っているなら、チェーン系のサロン
就職するのが良いでしょう。
やはり、経営母体が安定している会社が多いですし、研修制度や社内規則等も
しっかりしています。

3年以内に95%のネイルサロンが閉店

している現状を鑑みれば
長く働きたいという方には、これは大きなメリットでしょう

その反面、将来独立したいと思っている方には向かないと思います。
というのも、

そもそも会社がネイリストに

高い技術や接客を求めてはいない

ためです。

この手のサロンは、集客力が高いため、とにかく1日あたりの来店客数が多いです。

ただし、料金がリーズナブルため、売り上るため高回転で接客しないとなりません。
メニューも決められたものしか出来ないことが多く、施術するというよりは
誤解を恐れずに言えば、「こなす」というイメージが強いです。

良く言えば、大手チェーンの会社は分業制がしっかりしているのです。
そのため、ネイリストは施術スピード上げることに主眼を置かれます。

他の集客やリピート率向上、ネイルのデザイン、ブランド価値の向上等は
会社の別の部署が担当します。

全体像が見えず経験もないまま

独立した多くのネイリスト廃業してしまうのは

こういう理由からです。

 

さてもう1つですが、お客様の要望になんでも応えられるネイリストになりたい方は
ネイル専門系のサロンへ就職するのが良いでしょう。

それも、認定講師が在籍しているサロンであれば尚可です。

やはり、認定講師の技術は頭ひとつ抜きに出ています

また、普段からネイルの技術を向上させるため研鑽を惜しみません。

ですから、そういうオーナーや先輩方がいるサロンは

向上心あふれる方にはうってつけだと思います。

 

したがって、生半可な気持ちの方には絶対にお勧めしません
また、少なくともJNEC2級とJNAジェル検中級は取得しておいて方が良いでしょう。
レベルが違い過ぎてついていくのが難しいためドロップアウトしていく人が
多いのが現状です。

また、プライベートも充実させたい思っている人は、しばらくそんな時間は無い
考えておいた方が良いでしょう。

それでも「やりたい!」という志の高い人は、チャレンジしてみて如何でしょうか。

当校にも、HRCによるサロンワークトレーニング経営に関するカリキュラム
ありますので、不安な人は受講してみてください。

 

最後にアドバイスすると・・・

どのサロンにも一長一短はあります

従って、自分に合うサロンはなかなかありません。

むしろ制約条件の方が多いでしょう。

 

ひとつ確実言えるのは、

出来ない理由を並べず、

どんな環境下でも、

きちんと結果を出す!

人が最終的に自分の理想とするネイリストになっているということです。

そう、全ては自分次第です。

あらためて伺います。

あなたは、どんなネイリストになりたいですか?

 

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